ヨガで体を痛める②
- Hiromi
- 2020年11月16日
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重要なのは、痛みの原因を自分自身で見極めることです。定期的に練習をしていると、特に最初の頃はどんどん体が変化するため、それに伴って痛みが出てくるのは、ある意味当たり前と考えられます。特に弱い部分に集中して痛みが出ることもあれば、昨日は右側が痛かったのに、今日は左側が痛いというように、痛みがあちこち移動することもあります。筋肉の痛みであれば、時間が経てば治まることもありますし、体の使い方を変えることで楽になることもあります。ここで先生から的確なアドバイスをもらえれば、安心して練習を続けられるかもしれませんが、どうすればいいかわからなくなったあげく、マッサージや整体を含め、外科的な治療方法を選択する人が意外にも多いようです。正直に言うと、私も一度通ったことがありますが、今ではこれに疑問を感じています。というのも、私自身ある程度経験してみて、少なくともヨガの古典的なポーズには体を痛めるような要素はほとんどないように思われるのです。もし、ヨガの練習で痛みが出て治らないとしたら、体の使い方が間違っているか、まだそのポーズをやるための体ができていないと考えるのが正しいのではないかと思います。
痛みはたくさんのことを教えてくれます。体のことだけでなく、人の痛みを理解し、浮ついた自分を戒め、本当の自分に気づかせてくれます。だからこそ、痛みをただ物理的に取り除くのではなく、試行錯誤しながら、時間をかけて克服することに大きな意味があるのではないかと思うのです。
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