ヨガで体を痛める①
- Hiromi
- 2020年11月1日
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「ヨガで体を痛めた」と言うと、たいていの人は驚くと思いますが、実際にヨガで体を痛めてしまい、整体やマッサージに通っている人も少なからずいることは、実はあまり知られていません。世間ではヨガは体を癒したり整えたりするものというイメージが定着しているため、ヨガが体にいいと信じて実践している人は、よもやそれで体を壊したとは言いにくいかもしれません。私も、ヨガを始めた頃は体の痛みを治すことが目的だったので、練習で初めて体が痛くなったときは正直とまどいました。すでにマイソールの練習は生活の一部になっており、やめるという選択肢はまったくなかっただけに、果たしてこのまま続けてもいいのだろうかと大いに悩みました。
具体的な症状は、バックベンド (後屈) による腰痛です。私はもともと肩こりで背中も腰も固かったので、バックベンドがとても苦痛でした。ドロップバック (まっすぐ立った状態から後屈し、床に手をつく) など一生やるつもりはなかったのですが、アシュタンガヨガで先のポーズに進むために避けるわけにはいきませんでした。何人かの先生に相談しましたが、「体が痛いときは休みなさい」とか、「痛くならないように練習しなさい」という答えしか返ってきませんでした。先生方のこうしたアドバイスは今でこそ理解できますが、当時の私は練習を先に進めたい一心だったので、何だか物足りなく不親切に感じてしまいました。(つづく)
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