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3 回目の緊急事態宣言に思うこと

  • Hiromi
  • 2021年5月2日
  • 読了時間: 2分

昨年の今頃だったでしょうか。ちょうど第 1 回目の緊急事態宣言が出され、街中がシーンと静まり返っていたのを思い出します。その頃は、まさか翌年に 3 回目の緊急事態宣言が発令されるとは、想像もしていませんでした。しかし今回、街の雰囲気は昨年とは違い、割と多くの人が出歩いており、特に感染を恐れている様子もありません。実際、私の周りで感染した人は一人もおらず、感染した人のうわさもほとんど聞きません。

一方、街中では多くの店のシャッターが下りたままになっており、長年地元で愛されてきたお店が何軒か閉店してしまいました。また、実家に帰って久しぶりにテレビを見ると、朝から晩までコロナのニュースをやっています。テレビは「今日はどこで何人感染者が出た」としつこいほど繰り返し、老親はその数字を見て一喜一憂しています。このように、テレビの前でコロナが収束するのを今か今かと待っている高齢者は多いのではないでしょうか。さらに、病気で療養中の友人は、コロナで病院のリハビリが中断してしまったため、とうとう体調を悪くしてしまいました。

パンデミックから 1 年、マスクをせずに出かける人はほぼいなくなりました。国民は、一部を除いて、この 1 年でどうすれば感染を防げるかを十分に学び、着実に実践していると思います。しかし、それとは対照的に、マスコミの報道や政府・自治体の対策はあまりにも雑になっている感は否めません。恐怖ばかり煽る報道、科学的根拠に基づかない対策の犠牲者はますます増えるばかりです。今回の緊急事態宣言によって、コロナウイルスよりもさらに深刻な問題が浮き彫りになったと言えるでしょう。

 
 
 

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